スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ 75点
2026年7月31日 MOVIXあまがさきにて鑑賞
出演:トム・ホランド ゼンデイヤ
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
MCUで唯一面白いスパイダーマン映画ということでチケット購入。

あらすじ
ピーター・パーカー(トム・ホランド)はスパイダーマンとして日夜NYの犯罪者と戦っていた。しかし、ネッドやMJ(ゼンデイヤ)と思わぬ形で再会してしまったことで強いストレスを受け、身体に異常が生じてしまう。そんな時、人々を乗っ取る謎の敵が現れ・・・

以下、ネタバレあり
ポジティブ・サイド
スパイダーマンの基本である善意のひとり自警団を継続しつつ、ネッドのSNSをフォローするピーターの哀愁よ。プライベートが充実しない、だから仕事に打ち込むという姿勢に、全世界の満たされない労働者がシンパシーを感じたと思われる。
『 サンダーボルツ* 』のブラックウィドウがB-Vengers・・・ではなく新Avengersの一人として出張って来ているし、ブルース・バナー博士も登場する。それぞれ貴重な情報をもたらしてくれるが、特に後者は非常に分かりやすい台詞で「ああ、ハルクに変身するんだな」ということを伝えてくれる。
敵としては『 X-MEN:ダーク・フェニックス 』のジーン・グレイが登場。精神攻撃キャラとスパイダーマンの相性の悪さを、スパイダーマンの内面の成長で退ける描写は見事だった。最後にピーターがMJやネッドと再び関係を作っていく描写には泣けた。
本作はスパイダーマンの一大転換期を見事に描き切った。ついにボーイからマンに脱皮する時が来た。我々は往々にして「ひとりで生きていける」と勘違いしてしまうが、実はそうではないと気付くことが本当の意味で大人になるということ。それを体現しつつあるピーター・パーカーは、やはり異色のスーパーヒーローである。レイトショーでも劇場は大入り。帰りに若い男の子が「スパイダーマンは人として最高やわ」と言っていた。まったく同感である。
ネガティブ・サイド
MCUのお定まりのパターン、つまり○○だと思っていた者が□□で、□□だと思っていた者が□□ではなかったというワンパターンにはさすがに飽きた。
フランクは良いキャラだったが、ドラマ鑑賞前提で映画を作るのにも反対である。
V-Maxの意味がしょぼ過ぎた。
総評
前作にはやや及ばないものの、ヒーロー映画として間違いなく標準以上。そしてヒーローが抱くジレンマに観客が素直に共感できる点がスパイダーマンの何よりの魅力。次回で本格的にサンダーボルツに合流?そうなれば、華の無い面々が一気に輝くことになる。MCUの未来はスパイダーマンの双肩にかかっていると個人的には思っている。
Jovian先生のワンポイント英会話レッスン
Do you mind if I …?
「・・・してもいい?」の意。Do を Would にするとフォーマルになる。OKの場合は正式には “No, go ahead.” などになるが、劇中では “Sure, sure.” だった。ちょっと紛らわしいが文脈から意味を判断しよう。ジェイソン・ボーン映画のどれかで、”Do you mind if I smoke?” にボーンが “Yes.” と答えた瞬間に敵が煙草に火をつけるシーンがあるが、この Yes. は明確な拒否だった。英語も日本語同様に紛らわしい。
次に劇場鑑賞したい映画
『 隣人たち 』
『 チルド 』
『 開戦前夜 』
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